遺骨を粉状にする方法
きれいにできるかできないかを別に、「棒状のもの」と「受け皿」があれば砕くことできます。
一般的にすり鉢とすりこぎ棒を想像しますが、すり鉢は溝に遺骨がこびりついてしまいますので、やめたほうがいいです。
弊社では手作業による粉骨の道具を構え、粉骨専用機も併用しますので、きれいに早く粉骨を行うことができます。1日1体限定の粉骨なので、他の御遺骨と混ざる心配もありません。
簡単に遺骨を粉状にできるか。
ほんの数グラムであれば遺骨が飛び散らないように気をつけて施行すれば、ご自身でもできなくはありません。
これが、6寸や7寸の骨壷をすべて行うのであれば、どうでしょう。
2ヶ月か3ヶ月程度、毎日、手を真っ赤にしながら、少しづつ少しづつやれば可能なのではないでしょうか。ただし、散骨に適した2mm以下にすることもかなり難易度が高いです。
骨壷の中には、故人の体石や銀歯、棺の釘や画鋲など入っておりますので気をつけないといけません。それらはもちろん粉状にはできませんし、別途処分が必要です。
遺骨がカビている場合、洗うべきか
遺骨が土の中に埋まっており、土屋泥がついている場合は洗浄が必要ですが、カビについては状態を見て、遺骨の中まで浸透している場合は、そのまま粉骨したほうが良いです。
一部のみのカビであれば、超音波洗浄機やブラシで除くことができます。
粉骨にするメリットと違法性
まず、粉骨についての違法性ですが、全くありません。
どの法令を見ても、粉骨に関して触れているものはありません。
メリットは複数挙げられ、
①御遺骨の容量が減り、骨壷サイズを小さくできる(小さいお墓にピッタリ)
②真空パックをさせることでカビないようにもできる
③粉状にすることで、遺骨の温かみがでる
遺骨といえば、さわると冷たいイメージがありますが、粉状にすると独特の柔らかい温かみがでます。故人を再度感じることができると思います。